
クリエイティブ業界に特化したエージェンシー事業を展開する株式会社クリーク・アンド・リバー社様は、WEB上で提供する心理診断テスト「クリエイター☆ 未来診断」の利用者を会員登録につなげるために、エイジアのメール配信システムWEB CAS e-mailを利用したメールマーケティングを行っています。 同コンテンツの企画、運用を手掛ける経営企画グループの中村恵梨子様(左)と諸岡千月様(右)にWEB CAS e-mail導入後の効果や今後の展望などについてうかがいました。 ※ご担当部署名はインタビュー当時のものです。
御社の業務内容を教えてください。
私たちは、WEBやゲーム、出版、映像の分野など、クリエイティブ業界に関わる人々に、お仕事とコミュニケーションの機会を提供しています。「派遣」「紹介予定派遣」「正社員・契約社員紹介」「請負」の4種類の働き方を通してクリエイターさんと企業をマッチングしているエージェンシー事業のほか、教育・出版・ライツ事業を手掛け、クリエイターのための総合情報サイト「CREATIVE VILLAGE」を運営しています。
WEB CAS e-mailをどのように使っているのですか。
「CREATIVE VILLAGE」のコンテンツ「クリエイター☆未来診断」の利用者に向けて、まずはWEB会員に、そしてゆくゆくは当社の本会員になっていただくための、定期的なフォローメール配信に利用しています。
『本会員になる』、とは、当社にご来社いただき、これまでのご経験や今後の働き方や展望などをお聞かせいただき、お仕事のご紹介や情報提供をさせていただくことをいいます。WEB会員とは、その一歩手前の段階で、WEB上で提供しているサービスのみご利用いただける会員様です。
「クリエイター☆未来診断」とは何ですか。
ひとことでいえば、クリエイター向けの心理診断テストです。簡単な設問に答えることで、その人に最も適した働き方のスタイルや、仕事で成功をつかむためのコツが分かります。
なぜこのようなコンテンツを導入したのですか。

08年の春、私たちがWEB担当に着任した際のミッションは、従来以上にWEB上からの集客に力を入れるということでした。「CREATIVE VILLAGE」はクリエイターに向けた情報発信型のサイトですが、「クリエイターのみなさまにより一層楽しんでもらえるようなオリジナルのコンテンツが欲しい!」「さらにそのコンテンツを通じて弊社に興味をもってもらい、WEB会員登録をしていただけるようなスキームを作りたい!」そう考えていました。何かいい方法はないかと考えていたところ、インターネットマーケティングの展示会で名刺交換をしたエイジアの営業さんに「心理診断コンテンツが効果的」という話を教えてもらったのです。他社が同様のコンテンツで目覚ましい結果を出した、という話を聞いて「これはいける!」と思い、「クリエイター☆未来診断」を企画、08年11月にリリースしました。
その結果、WEB会員登録者数はどうなりましたか。
びっくりするほど集まりました。予測の20倍ほどでしょうか。
「クリエイター☆未来診断」によって、WEB会員登録を増やす、という目標を達成したので、次は登録してくれた方に、もっとまめにアプローチしていくことにしました。そこで、フォローメールを配信しはじめたのです。
フォローメールの配信には、最初からエイジアのメール配信システムWEB CAS e-mailの利用を検討していたのですか。
いいえ。当社では以前から、「住民メルマガ」4万通の配信のため、他社のメール配信システムを利用していました。これはとてもシンプルな内容で、データベースから配信先のデータを抽出し、配信するというものです。
私たちは当初、本当に診断コンテンツをやってくれる人がいるのか不安でした。そこで、スタート時は様子をみるため、フォローメール配信はすでに利用していた他社の配信システムをそのまま利用し、手動で配信先データを抽出して、メールを送ることにしました。
しかし、前にのべたとおり、びっくりするほど集まったのです。そうなると、「手動でデータ抽出し、配信する」ということが大変な作業となってしまいました。
私たちが送りたかったメールは、診断結果別にかなりの数がありました。まずこれらのメールの配信先をデータベースから抽出するのに、多くの時間がかかっていたのです。
以前から付き合いのあった他社ではなく、エイジアの配信システムを採用した経緯を教えてください。
複数のメールを、それぞれ個別に抽出した配信先ごとに手動で送る作業には、かなりの負荷と時間がかかっていました。既存の配信方法はこの施策にマッチしていなかったのです。そこで、もともと利用していた他社と、「クリエイター☆未来診断」のアイデアを教えてくれたエイジアに、効率の良い配信方法の提案をお願いしました。
正直言って、提案内容そのものは、エイジアも他社も、さほど違いはありませんでした。ただ一点、エイジアのWEB CAS e-mailは、クリックからのコンバージョンカウントが取れたので、それが決め手になりました。
「クリエイター☆未来診断」を入り口に、どれぐらいの人が会員登録などのアクションを起こしたのかを調べたかったのでしょうか。
採用の決め手は、コンバージョンが取れる点でした。もちろんそうですが、それだけではありません。
実は私たちには、WEB会員を増やすこと以外に、もうひとつ大きな課題があったのです。様々に配信しているメールマガジンの効果測定です。メール購読者のうち、どれくらいの方が当社を活用してくれているのかをできるだけ効率的に知りたかったのです。
当時は、当社サービス活用に対するメールの効果測定の仕組みがありませんでした。結果、配信リストとサービスを利用した方とを照らしあわせる作業にかなりの時間がかかっていました。もし送ったメールのコンバージョンを自動で取れれば、この作業をしなくてすみます。そのためにもまずは「クリエイター☆未来診断」にWEB CAS e-mailを導入し、様子を見ることにしたのです。
WEB CAS e-mailの導入にあたり、不安な点は全くなかったのでしょうか。
検討した当時、WEB CAS e-mailが唯一他社の提案に劣っていたのは、データベースを自動で同期する機能がなかったことです【注】。そのため導入後は、毎日集まったデータを、手動でデータベースに移さなくてはなりません。ただ、その作業にはさほど時間はかからない、という話ではありました。
担当者によれば「データ照合がなくなるのは非常に助かる!」とのことだったので、エイジアに決めました。そうして、09年1月から「クリエイター☆未来診断」にWEB CAS e-mailを導入したのです。
「クリエイター☆未来診断」にWEB CAS e-mailを導入して、どんな変化がありましたか。
メール配信がめちゃめちゃ楽になりました! 2、3分で済むんですから。手動で複数のメールを配信していた頃に比べたら、奇跡のようです。
配信内容の変更も簡単です。以前は配信内容を変えるたびに、最初から設定をやり直さなくてはならなかったので、そうやすやすとメールの内容を変更できませんでした。
どんなメールを配信しているのですか。
「クリエイター☆未来診断」の診断結果別にフォローメールを送って、WEB会員・本登録を促しています。また診断後にタイミングを変えたアプローチも行っています。
診断結果別のフォローメールについて、詳しく聞かせてください。
「クリエイター☆未来診断」は、心理テストです。診断結果にはいくつかのタイプがありそれぞれのタイプの方の嗜好に合った内容のメールを送るよう、工夫しています。
また診断結果から、仕事へのモチベーションの高さがうかがえる層に対しては、アプローチを強化するなどしています。
ターゲットに合わせて、きめ細かく内容を変えたメールを送っているのですね。その結果、ユーザーの反応はいかがでしたか。
専門家も驚くような結果を出すことができ、大変嬉しいです。まだスタートして2か月弱と間もないのですが、今のところ診断とフォローメールを利用した施策によって、WEB上でWeb会員登録コンバージョン単価は、今まで当社が取り組んできたSEMの単価の約60%減という結果となりました。また試算では3か月後に75%、6か月後には80%のコストダウンが見込めると出ています。
フォローメールの開封率も、どのタイプ向けも35%以上とかなり高いです。この数字をあるメールマーケティングの専門家に見せたところ「こんな数字は見たことない!」と驚いていました。
手動で同期しなければならない点は、いかがですか。
毎日の作業ではありますが、ほんの1分ほどなので、苦ではありません。それよりもコンバージョンが取れる方がずっとありがたいです。
お二人には、WEB会員登録を増やす、という使命がありました。結果を見て、社内の反応はどのようなものでしたか。
「診断コンテンツって、思いのほか効果があるんだね!」と評判になりました。
実は企画段階では「クリエイター☆未来診断」に対する社内の反応は懐疑的な面もありました。新しい取り組みだったことや、個性的なイラストを採用したこともあり「10代しか集まらないのではないか?」「本当に仕事を探している人が来るの?」と心配の声もありました。でも、フタをあけてみたら「クリエイター ☆未来診断」も、その後のフォローメールも成果が出ていますので、今はとても好意的に受け止めてもらっています。
当初の目標を達成した、お二人の実感はどうでしょうか。
着任当初から「私たちで、WEB会員登録者数を劇的に伸ばしたいね」と話していたので、こうして目に見える形で結果を出せて本当にうれしかったです。
当初は何時間もかかっていたフォローメールの配信も、今は2、3分でできるようになったので、その分の労力を、他のこと、たとえば配信内容を工夫するなどのクリエイティブな業務やマーケティングプランにかけられるようになりました。
エイジアの製品やサービス全般について、感じたことをお聞かせください。
本当に良くしていただいたと感じます。私たちの要望に対してできること、できないことをはっきり教えてもらえたので、判断がしやすかったです。それに、製品の機能についても申し分ありません。欲を言えば、導入・設定時のサポートのレスポンスをもう少し早めていただけるとうれしいですね。
今後WEB CAS e-mailを利用して、どんな展開をお考えですか。
コンバージョン機能を利用して「クリエイター☆未来診断」のタイプ別に、どの層が最も本登録する率が高いのかを測定したいと考えています。まだスタートして間もない段階なので、しばらくデータの蓄積を待つつもりです。
メール購読者からのWEB会員登録数を調べるとともに、購読者が欲する情報はどんなものか、またセグメント別のコンテンツプランニングなど、メール配信システムWEB CAS e-mailの機能をフル活用して、いろんなマーケティング施策を行い、より高い効果を出して行きたいと思っています。もっともっと私達のアイデア次第で、使いこなせる余地があると思っています。
また、クリエイター未来診断の実績を活用した、クライアントへの提案体制も整えています。
WEB上での集客・マーケティング施策から、コンバージョン単価削減、コンバージョン率アップのためのメールマーケティング運営体制・コンテンツ開発など、自社事例を元にクライアントへ様の提案にも活用し、「CREATIVE VILLAGE」に集まったクリエイターの活躍の場をひろげていく次第です。
本日はお忙しい中、長時間インタビューにご協力くださりありがとうございました。
| ユーザ企業様プロフィール | |
|---|---|
| 商号 | 株式会社クリーク・アンド・リバー社 |
| 設立年月日 | 1990年3月 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区麹町2-10-9 C&Rグループビル |
| 資本の額 | 10億3,559万円 |
| 上場証券取引所 | 大阪証券取引所 ヘラクレス |
| URL | http://www.cri.co.jp/ (クリーク・アンド・リバー社WEBサイト) http://creativevillage.ne.jp/ (CREATIVE VILLAGEサイト) |
| 主な事業内容 | クリエイター・エージェンシー事業、教育・コミュニケーション事業、ライツ事業 |